もう4日経った。
もう4日経った。
ダムにでも落ちてしまったんじゃないか、という声。
ダムに落ちたらあがってこれない。
水を大量に飲んでいるから、ガスであがってくるまで。
みんな普通のようにしているが
ふと悲しさがおそってくる毎日を過ごしている。
寝る前によぎるのは
君の笑顔だ。
いつも愛想よく人当たりのいい態度。
やさしい物腰。
さっき君の写真を見てしまったよ。
胸がつぶれかけた。
最後どんな景色をみたの?
なにを思ったの?
まさか、自分が。
信じられない気持ちだったのではないのか。
わかるはずもないが、
勝手に君の無念さが私にはくやしくてならないよ。
見つかったらまた別の悲しみがあるのは知っている。
でもこのままじゃ、私達の心も水に沈んで冷えたままだよ。